気分が落ち込んで無気力となる「うつ状態」と、ハイテンションで活動的な「そう状態」とが、一定の周期で繰り返されるのが躁うつ病です。本来、気分の波自体は誰にでも見られます。よい出来事があれば気分が高揚しますし、悲しい出来事があれば気分も落ち込みます。
しかし、この気分の波が激しくなり、日常生活に支障を来たすようになった場合は、躁うつ病の可能性があります。ご本人にはあまり自覚がないものですが、躁状態になると、借金をして無謀な買い物をする、誇大妄想を抱いた言動が目立つ、夜間も寝ずに興奮状態が続く、などの徴候が見られるようになります。
このような症状の方はご相談を
- 通常よりもはるかに強い気分の高揚感
- 全身にエネルギーが満ち溢れているような気分
- 自分が偉くなったと思い込む
- 機嫌がよく、全く知らない他人に対しても話しかけてしまう
- 夜に眠らなくても平気でいられる
- 相手が寝ている時間(深夜や早朝など)でも平気で電話をかけてしまう
- 口数が多くなり、喋りはじめると止まらない
- 人の意見に耳を貸さず、自分中心の行動を続ける
- 誇大妄想を抱くようになる
- すぐに気が散って、集中できない
- 借金をしてまで物を買いあさってしまう
- 性的に無分別な行動をしてしまう
- など