ファイザー、“デルタ株”ワクチンの治験と“3回目接種”の承認申請を発表
- 2021.07.10
皆さん、こんにちは。鴻池新田の心療内科「心のクリニック三木医院」の院長、三木です。
最近、強い感染力を持つ『デルタ株』、通称“インド変異株”の新型コロナウイルスが、日本でも猛威を振るっていますね。
2019年に最初に見つかった“武漢型”と比べて、感染力は2倍くらい強いと言われており、世間が新型コロナウイルスの話題に飽きてきている今、オリンピックでお祭り騒ぎをして一気に広がってしまう懸念があります。
一昨日7月8日付で、米国ファイザー社がその『デルタ株』に対してのワクチン開発を進めており、来月から治験段階に入ると発表しました。さらに、2回目接種後の半年後に「3回目接種」をした場合の治験結果が良好なため、来月に承認申請する事も発表しました(下記リンク参照/英文)。
https://cdn.pfizer.com/pfizercom/2021-07/Delta_Variant_Study_Press_Statement_Final_7.8.21.pdf
まさにイタチごっこの様相ですが、この新型コロナウイルスの変異が本当に早い・強いため、それに対抗していかなければ自分や家族の命が守れません。
5月末の私のブログで、「来年の今頃には“再接種”の議論が、ワイドショーなどで盛んかもね」なんて書きましたが、そんな悠長なことを言っている場合ではなく、一刻も早く2回目接種まで終えとかないと、3回目接種や変異株対応型の追加接種が後手後手となり、“周回遅れ”になってしまうことになります。
ワクチン接種が(そもそもワクチンの供給が)速やかに行われるよう、自治体や製造会社の方々には切にお願いしたいところです。
それでは皆さん、マスク着用や黙食など、引き続き感染予防に努めていきましょう。