公認心理師試験に合格しました！

皆さん、こんにちは。鴻池新田の心療内科「心のクリニック三木医院」の院長、三木です。

さて表題通りなのですが、先日行われた「第4回　公認心理師試験」に合格しました！

と言われましても皆さんは「“公認心理師”って何？」となっているかと思います。

公認心理師とは、2017年に施行された、厚労省・文科省両省が所轄する『日本初の心理職の国家資格』です。
今までは、民間資格である「臨床心理士」しかありませんでした。

（臨床心理士は民間資格ながら、精神科臨床に携わる者として非常に有用で、今でも一定の価値があります。
　一方、「心理カウンセラー」は誰でも名乗れるものであり、何の意味も価値もありません。）

公認心理師になるには、心理の勉強を専門に行う大学等で学んだ後に実務経験を得てからでないと試験の受験資格を得られないのですが、2018年の第1回試験から5年間は、“経過措置”として「心理に携わる実務経験が一定期間あれば」試験の受験資格が得られることになっています。

このため私もその資格をもって今年、初めて受験し、晴れて一発合格した次第です。

昨年、継承開業の話をいただいた前後あたりから、公認心理師の試験にチャレンジしてみようと思い立ち、ほぼ毎日コツコツと（1日1時間程度ですが）勉強しておりました。勉強方法は前年受験・合格した方からいただいた模試の過去問数個と前年の試験解説、あとはYoutubeです。テキストはペンギンが描かれた小さな本1冊だけで、そこに不足した情報をひたすら書き込んでいました。

Youtubeは、特に精神科医Youtuberの松崎先生（筑波大講師）にはお世話になりました。直接面識はありませんが（数年前に一度、松崎先生が大阪で講演会をされた際に会場で聴講しました）、簡素化された図を多く用いて非常にわかりやすく説明するスタイルはとても勉強になりました。言葉もとても聞き取りやすく、私も相手に聞き取りやすい口調を心がけようと思う次第です。

一昨日、松崎先生がアップした動画で、「受験勉強したこと自体に大きな意味があった」という言葉がありましたが、まさにその通りだと思います。この公認心理師の勉強で培った知識をもって、日々の患者さんに向けて有意義な助言や指導、情報の提供などを行っていけたらと思っています。