オミクロン株にブースター接種は有効か

  • 2021.12.18

皆さん、こんにちは。鴻池新田の心療内科「心のクリニック三木医院」の院長、三木です。

さて先月あたりから、新型コロナウイルスの新たな亜種「オミクロン株」の情報が錯綜していますね。

私も不確かな情報は慎もうと日々注意していますが、一応、上記表題の内容については少しデータが出てきているようなのでここに紹介します。ただここで言う「ブースター接種」は、『ファイザー製』ワクチンであることをご承知ください。

ファイザー製ワクチン「コミナティ筋注」。

ファイザー社(本社・アメリカ)が先行して12/8に発表した、オミクロン株への有効性についての内容は、厳密にはオミクロン株そのものは使っておらず、オミクロン株の変異を人為的に仕込んだ代理ウイルス(pseudovirus)が用いられたようです。(下記リンク参照/英文)

https://www.pfizer.com/news/press-release/press-release-detail/pfizer-and-biontech-provide-update-omicron-variant

一方、12/11に発表されたイスラエルの研究では、オミクロン株そのもの(the actual virus)を使って、2回接種後半年たった人と3回目ブースター接種した人とで比較をしたものであり、より現実世界に近いものと言えます。(下記リンク参照/英文)

https://www.reuters.com/world/middle-east/israeli-study-finds-pfizer-covid-19-booster-protects-against-omicron-2021-12-11/

その結果としては、
・2回接種しただけの血液は、オミクロン株を全く中和出来なかったが、デルタ株には多少有効だった。
・3回目接種すれば、デルタ株への中和力は100倍に高まる。オミクロン株にも効果が見られるが、その効果はデルタ株に対してのと比べて約1/4しかない。

とのことでした。ただこのデータはそれぞれ20人ずつのサンプルだけなので、今後もっと大規模な研究がなされれば結果も変わってくるかもしれません。

では皆さん、今日も一日、感染予防に努めていきましょう。

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